脱サラ店主の鰻丼
2025-12-01 12:58 菊地捷人 グルメ旅vol.2
〜脱サラ店主の鰻丼〜
先日、仲間の誕生日に伺った最高の鰻屋をご紹介します!!
お店の最寄りは東久留米駅で、駅から徒歩50分(車10分)ほど。外観は一見すると飲食店らしさが薄く、プレハブの鰻小屋がぽつんと佇む姿は、初めて訪れる人には少し謎めいて見えるかもしれません。しかし付近に漂う香ばしい匂いが歩いている人の足をとめます。
店内に一歩足を踏み入れると、カウンター越しに迎えてくれるのは、朗らかで情熱的な店主。鰻への愛が直接伝わるオーラに、自然と心がほぐれていきます。注文を済ませると、店主は黙ってうなぎの準備へと移ります。ここからがこの店の真骨頂。注文が入ってからその場でうなぎを締め、備長炭で焼くというライブ感あふれる工程が始まります。
この店の魅力は、ただの焼き物には留まらないところ。店主が厳選した「国産養殖うなぎ」と、日本各地を巡って自ら掴み取りした「天然うなぎ」を同時に味わえるのです。焼き上げる香りは関西風地焼きの特徴をしっかりと捉え、表面は香ばしくパリッとした食感。脂の乗った肉厚な身は噛むたびに旨味がじゅわりと広がります。
タレは甘さ控えめで上品な味わい。濃すぎずご飯の旨味を引き立て、口の中で鰻の脂とタレが絶妙に寄り添います。鰻とご飯の相性はまさに黄金比。お箸が止まらなくなります。
ちなみに、店主のバックボーンには「鰻が好きすぎて脱サラした」というエピソードが語られます。その情熱が、皿の上で光る逸品へと変わっているのだと感じました。
この日体験した鰻丼は、ただ美味しいだけでなく、店主のストーリーと情熱をも味覚として運んでくるものでした。鰻が好きで好きで仕方ない人が生んだ一皿は、食べる人の心にも「好き」という情熱を再点火させてくれるはずです。
鰻好きが高じて新しい道を選んだ店主の逸品、ぜひ一度味わってみてください!!